トルコ軍によるロシア軍機の撃墜を受け、ロシアが来月からトルコ産の農作物の輸入を禁止すると決めたことについて、トルコのエルドアン大統領は、「ロシアが買おうが買うまいが、どうでもよい」と演説し、経済界に動揺が広がるなか、国内向けに強気の姿勢を示しました。
トルコとシリアの国境付近でロシア軍機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、ロシアはトルコ産の農産物などの輸入を来月1日から禁止することを決めています。
これについて5日、トルコのエルドアン大統領はイスタンブールで開かれた経済イベントで演説し、「ロシアが買おうが買うまいが、どうでもよい。われわれが崩壊することはない」と述べました。
また、両国を黒海の海底で結ぶガスパイプライン計画について、ロシアがトルコとの協議を停止したとしていることについても、エルドアン大統領は、「パイプラインの協議は、計画が十分でなかったためトルコが停止したものだ。ロシアだけが供給源ではない」と述べ、ロシア以外の国からエネルギーを確保できるとの考えを示しました。
トルコ国内では、ロシアとの緊張が高まって以降、農産物の価格が40%下落して、生産者団体から政府に対応を求める声も上がるなど、経済界に動揺が広がっており、エルドアン大統領には演説で強い姿勢を示すことで、国内の動揺を抑えるねらいがあったものとみられます。 NHKより
トルコの大統領も強気である。ロシアの経済制裁でトルコが崩壊することはないと述べている。トルコの農産物を他の国に売り込めば良い事であり、ロシアだけが輸入先ではないはずである。ロシアも欧州の経済制裁を受け経済的に追い詰められているはずである。
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