2015年12月20日日曜日

B52爆撃機人工島12カイリ内に進入

米軍の戦略爆撃機B-52が先週、訓練中に南シナ海スプラトリー諸島に中国が造成した人工島から12カイリ内を飛行していたことが18日、分かりました。米国防総当局は意図的ではなかったと説明していますが、南沙諸島で領有権を主張している中国政府は2カイリ内の飛行だったと指摘し、米側に抗議を申し入れました。

米当局やウォール・ストリート・ジャーナルによると、B-52は10日、中国が今年に入り灯台を設置するなどをしたクアテロン礁から12カイリ内に入りました。米高官は同紙に、悪天候のため航路を外れ、予定より同礁に近い地点を飛んだと指摘しました。

米軍は10月、行き過ぎた領有、管轄権の主張を認めない方針を示すために行う。航行の自由作戦の一環として、中国が築いた南沙諸島スービ礁から12カイリ内に駆逐艦を送り込みました。国防当局者はB-52の飛行については、12カイリ内を飛ぶつもりはなかったと。航行の自由作戦ではないと強調しています。

ただ、クアテロン礁は、満潮時も海面に姿を現す岩と位置づけられ、国連海洋法条約で定められる12カイリの領海を伴います。一方、スービ礁は、満潮時に水没するため領海を主張出来ません。

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