2015年12月31日木曜日

米・英で洪水

ロンドン=時事 英中部で大雨が降り続いた影響で、ヨークなどの都市で28日までに川の堤防が決壊し、大規模な洪水が発生しました。冠水した家屋に取り残された住民もおり、政府は軍部隊を増派して救助を急いでいます。

BBC放送などによると、被害が大きいのはヨークやマンチェスター、リーズなどとその周辺部。中心市街地が冠水したヨークでは最大3500棟の建物が被害を受け、400人が避難しています。リーズでは約1000棟が冠水、マンチェスターは1100棟以上で停電が続いています。

被災地を視察したキャメロン首相は家族と一緒に祝うべきクリスマスや新年の時期だけに、被災者は辛いだろうと述べ、対応に全力を挙げる考えを示しました。

大雨は峠を越し、河川の水かさの上昇も止まっているといいます。

(CNN)米国では 荒天が続いていた米南部や中西部で洪水が相次ぎ発生し、ミズーリ州での死者数が30日までに14人に達した。先週末からの嵐で全米では49人が死亡、道路や住宅の冠水被害も広がっている。ミズーリ州では最高水位に達する河川が増えており、非常事態が宣言された。

ミズーリ州のジェイ・ニクソン知事は、ミシシッピ川の水位について、最高時には1993年に起きた大洪水の時を越える恐れがあると言及。州兵も出動させ、救援隊の支援や避難地域での安全確保に当たっている。

嵐は過ぎたものの、テキサス州からイリノイ州にかけての地域で河川の水位が上昇している。ミズーリ州セントルイスに近いウェストアルトンでは29日、降雨で増水したミシシッピ川の水位が堤防を越えてあふれ出した。住民は身の回りの物を持って高台に避難した。

30日朝には空撮カメラにより、セントルイスの一部が冠水している様子が捉えられた。ショッピング街も浸水しているという。

米国立気象局が30日午後3時に出した声明によると、洪水警報が出た地域に住んでいるのは全米で1210万人。中部では約400本の河川で水量が洪水の警戒レベルを越えており、約45本の河川で大規模な氾濫(はんらん)が見られるという。

こうした河川の多くはセントルイス周辺に集中しており、すでに最高水位に達したものもある。ミシシッピ川も30日遅くから31日未明にかけて、ミズーリ州の流域で最高水位に達するとみられている。

国立気象局のセントルイス事務所は、ミズーリ州では「来週初めにかけて、大規模または記録的な洪水が起きる可能性がある」「今後数日、一帯の河川で記録的な水位に達することが予想される」としている。

当局者によると、セントルイス郡にまたがる州間道路などでは一部区間が閉鎖されている。多くの人はホテルに身を寄せており、道路に近づかないよう注意を受けているという。

地球の気候が狂いだしているのかと思いたくなる。エルニーニョの影響もあるかも知れない。地球が温暖化のため、シベリアの温度も上昇している。日本でも自然災害が襲うかも知れない。

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