中国がバブル経済をソフトランディングさせることができるかについては、世界中でさまざまな見解が示されているが、中国メディアの中金網はこのほど、世界最大規模の金融機関クレディスイスの「中国経済はハードランディングを避けられない」とする報告を紹介している。
経済成長の過程でバブルは簡単に生じ、そしてはじける。これまでの人類の歴史上、バブルは何度も生まれ、そしてはじけてきた。重要なのは、はじけたときにその状況をうまくコントロールできるかどうかで、ソフトランディングさせられるのか、あるいはハードランディングになるかが分かれるという点だ。中国経済のバブルについて、クレディスイスの報告は「状況をコントロールできない」と分析している。
記事は、中国企業の銀行からの借入金総額は現在、約1兆2000億ドル(約145兆円)にも達すると紹介。2009年の約3000億ドル(約37兆円)からずっと上昇し続けているわけだが、借入金額がこのような数字に膨れ上がっていることに対し、報告は「企業は経営をなんとか維持している状態」だと述べている。
経済成長率が10%程度のときはこうした債務は管理可能だ。しかし成長率が低くなれば「不良債権が急増する」事態を招き、最終的にはハードランディングとなる。では、現在の中国は経済成長率を「不良債権の急増を招かないレベル」にコントロールできるのだろうか。
15年夏の終わりごろから中国政府は金融および財政政策を矢継ぎ早に打ち出しているが、実体経済に対する効果は「非常に限定的」であり、民間部門の投資の弱さや銀行の貸し渋り傾向が見られると報告は述べている。つまり中国政府が景気を刺激できないのであれば経済成長率はさらに低下し、中国企業の膨大な債務が一気に不良債権化する事態を招きハードランディングに突入するというわけだ。
中国経済がハードランディングするという分析はほかにもあるが、まだ回避可能とする分析もある。現在の経済成長率が維持できている間に産業の構造転換、つまり「安かろう悪かろう」体質を高品質製品を造り出せる体質へ、またサービス業の規模拡大を一層促進させることができればソフトランディングは可能とする見方だ。いま中国政府の力量が真に問われている。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年12月20日日曜日
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