2015年12月23日水曜日

中日本高速に過失を認める

2012年12月の中央自動車道で9人が犠牲になった。笹子トンネル天井崩落事故で、高速道を管理する中日本高速と子会社の過失責任を問う損害賠償訴訟の判決が22日、横浜地裁でであり、不具合を発見すべき適切な点検をすべき注意義務を怠ったとして、両社に総額4億4300万円の賠償を命じました。

裁判長は、中日本高速側が打音点検や触診といった適切な点検をしなければ、経年劣化したアンカーボルトの不具合を見逃して、崩落する危険性を予見し得たと指摘しました。

争点となった事故直前の12年9月の点検について、打音点検を実施していれば、事故後に行った緊急点検(ボルトの緩み)と同様の結果を得られた可能性が高く、少なくとも今回の事故発生を回避出来たと強調。中日本側の、打音点検をして事故を未然に防ぐ事は出来なかったとという主張を退けました。

不具合を発見出来る適切な義務を怠り、触診・打音点検せず、双眼鏡による目視のみの方法を採用した過失があったと述べ、遺族側の主張を全面的に認めました。

高速道路は高速で車が走る道路である。その様なトンネルの点検を怠れば事故が起きれば多数の人が犠牲になる。営利ばかりを求めないで、きっちりとした点検を行ってほしいものである。

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