中国では6月下旬から、海上自衛隊が運用する哨戒機「P-1」にかんする記事が急増した。海自が6月25日に報道陣に初めて公開したことが影響しているようだ。「革命的進歩。中国の潜水艦の脅威になる」、「中国の『運-8Q』はかなわない」、「軽視できない。南シナ海で(中国にとって)苦境をもたらすかも」など、警戒する記事が多い。
人民日報系のニュースサイト「人民網」は1日付で、「日本のP-1哨戒機には革命的進歩。中国の水下武器(潜水艦を指す)に脅威になる」と題する記事を配信した。
同記事はまず、海自がこれまで運用してきた「P-3C」に比べ、P-1は潜水艦探知能力が向上したと指摘。さらに、光ケーブルの使用で機密保持性が向上したことや、ターボファンエンジンの採用で速度が向上し、目的海域に迅速に到達できるようになったことにも注目した。
P-1は沖縄など日本の南西地区に大量に配備されるとして、「中国およびその他の国の海中目標の活動にとって巨大な脅威」と論じた。
中国メディアの環球網は英誌「ジェーン・ディフェンス・ウィークリー」によるとして、中国の新型哨戒機「Y-8Q(運-8Q)」が就役したと紹介。中国海軍の最大の弱点の1つは対潜能力であり、「Y-8Q」は中国海軍にとって重要な意味を持つが、在日米軍が運用する「P-8」、日本の「P-1」と比べて「Y-8Qは差をつけられている」と論じた。チャイナネットも同記事を掲載した。
「Y-8Q」は1974年初飛行の輸送機「Y-8」の機体を用いたものだ。「Y-8」は1957年生産開始のソ連(現ロシア)の「An-12」の「外観だけでは見分けがつかない」ほどのデッドコピーとされる。環球網は、「Y-8Q」がターボボプロップ機であるのに対し、「P-8」と「P-1」はジェット機と指摘した。
環球網は7月6日、改めてP-1の「脅威」を強調する記事を掲載。「偵察機」の分野では「総合的に、世界で最も優れている機体の1つ」と紹介した。
さらにP-1は中国にとって南シナ海情勢で「極めて大きな苦境をもたらす可能性がある」と主張。同機は輸出される可能性があり、特に南シナ海に面する国がP-1を購入した場合、「中国にとって相当に面倒なことになる」と指摘した。サーチナーより
中国の潜水艦を見つけるために。南西方面に大量に配備される。この哨戒機で潜水艦を見つけて日本の海自に情報を提供し攻撃することが出来る。力強い哨戒機である。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年12月30日水曜日
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