2015年12月12日土曜日

ガソリンを原価割れ販売

愛知県常滑市のガソリンスタンド(GS)が安売り競争でガソリンを原価割れで販売し、周りの業者が営業を続けられない恐れがあったとして、公正取引委員会は11日、外資系量販店を運営するコストコホールセールジャパン(川崎市)など2社を独占禁止法違反(不当廉売)で警告する方針を固めた。

ほかに警告を受けるのは石油販売会社バロン・パーク(愛知県半田市)。公取委は処分案の通知を始めた。

関係者によると、2社はコストコのGSが開店した11月18日からレギュラーガソリンで安売り競争を開始。1リットル約115円だった価格が一時は85~87円まで下がった。11月下旬に価格を上げたが、約10日間は原価割れだったといい、公取委は不当廉売の恐れがあると判断したとみられる。

日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、2社が安売り競争していた11月24日時点の全国平均の価格は1リットル130・3円だった。

公取委に対し、愛知県内約600のGS事業者でつくる県石油商業組合は先月19日~今月11日に6回にわたり調査を要請。組合に入っていない両店による「もうけを度外視した値引き合戦」(組合幹部)で影響が大きいとした。周辺では対抗して値下げし、売り上げが減る店が出ていた。

11日夜、常滑市ではコストコのGSはレギュラー1リットルを108円、バロン・パークのGSは107・8円の看板を出していた。 朝日新聞より

消費者にとって見れば安いガソリンを買うのは当たり前である。原価を無視して販売すれば他のガソリンスタンド点の売り上げが減るの当たり前であるが、買う方からすれば安いガソリンを購入したいと思うのは自然なことである。

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