金正恩第1書記は、脱北行為を幇助した住民に対して厳罰に処す方針を示している。
こうしたなか、9月中旬に両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市で、脱北者を幇助した住民5人が銃殺刑に処されたことが最近になって明らかになった。
国境警備隊川岸への出入りを制限したり、落とし穴を掘ったり、ありとあらゆる手段を講じて、脱北を防ごうとしている。
しかし、家族単位の脱北が相次いでいる上に、脱北した兵士による中国の村での強盗殺人事件が相次ぎ、当局のメンツは丸つぶれだ。業を煮やした当局は、今回強行手段を取ったものと見られる。
両江道のデイリーNK内部情報筋によると、銃殺されたのは恵山市内の江口(カング)幼稚園の園長夫婦、松峯洞(ソンボンドン)16班に住む40代女性と江岸洞(カンアンドン)47班に住む密輸業者夫婦の5人だ。いずれも商売と密輸に携わっていた「ごく普通の」人々だ。
容疑は「一人あたり80人を脱北させた」だが、それを聞いた住民からは疑問の声が上がっている。
一人あたり80人なら全部で400人を脱北させたということになるが、人口17万の恵山から400人もの人が消えたら、それだけで大騒ぎになるはずなのに、そんな話は聞いていないというのだ。
実際は、一人二人を助けたぐらいだろうが、見せしめに銃殺しなければならないので、行商などで家を長期間空けている人などがすべて彼らが脱北させたことにし「大規模脱北幇助事件」に仕立て
上げて、銃殺したというのだ。
情報筋は、司法機関で働いている親戚の話を引用して次のように伝えた。
「朝鮮労働党創建70周年を前にした9月に、両江道の保衛部(秘密警察)が実績作りのために、脱北を幇助した者をあぶり出す作戦を行った。密輸が頻繁に行われる地域を集中的に監視し、江口洞、江岸洞、松峰洞の住民が罠にかかり、運悪く銃殺されてしまった」
当局は8月に、脱北を幇助した国境警備隊の隊員3人を銃殺するなど、脱北幇助に厳しい措置を取っているが、今回の銃殺にどれほどの「見せしめ効果」があるかは疑問だ。
こんな国から、脱北したくなるのも無理もないが、当局は厳罰で脱北者を銃殺している。それ程脱北者が多いと言う事みたいである。生きるも地獄、去るのは銃殺では行き殺しと同じではないかと思う。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年12月30日水曜日
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