名勝奈良公園の入り口に県が3階建ての建物を建てる計画が浮上している。地域の住民の間では地域の活性化に繋がるとは思えないと声を上げています。
かつては興福寺の境内、現在は名勝奈良公園の一部を含む県庁東側の約9000平方㍍の敷地内に、県が登大路ターミナルを建設しようとしています。
奈良県は、公園内の慢性的な渋滞の解消を目的とし総工費28億円をかけ、バス14台の駐車場スペースに加え、大規模な複合施設の建設を計画しています。
計画では、建物(延べ床面積7800平方㍍)は、3階建ての西棟(最高14.5㍍)と2階建ての東棟(約10㍍)。南北90㍍の建物内には300席のレクチャーホール、展示施設、屋上庭園、6店舗の飲食・物敗店舗などがもうけられます。これで当初の目的から離れ、本当の意味で渋滞対策に繋がるか疑問です。
計画区域は2/3が名勝指定地であり、バッハァゾーン(緩衝地帯)です。このような地域に景観を損なう施設が建設された事例はありません。
奈良歴史遺産市民ネットワーク代表者は、知事はバッハァゾーンを大事にしません。世界遺産を守る為に、もう1回きちんと考えてもらいたいと話しています。
建設に伴い、奈良公園保存管理活用計画が求めている景観への影響評価も県はおこなっていません。施設建設には、文化庁の許可を審議する委員会はまだ開かれていません。それなのに、建設予定地はすでに、平成30年オープン予定とイメージ図まで示した横断幕が掲げられています。
また、県が審議内容を尊重するとしている奈良公園地区整備検討委員会では吉城園周辺地区との眺望警官の調和という点を少し詰めて行くべき、東棟の圧迫感を低減出来る建築デザインの配慮が必要等の意見が出されており、知事が概ね了解いただいたといえる状況ではありません。
世界遺産の周辺に商業施設を作れば渋滞が余計にひどくなるのではないでしょうか。日本人の景観を守るという意識が希薄といわなければなりません。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年12月27日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿