2016年12月9日金曜日

アレッポ陥落か

ロイター通信が、政権寄りのテレビ局のマヤディンが7日、放送したと伝えたところでは、アサド大統領は、アレッポでの前進がシリア全体の戦闘の成り行きを完全に変えるものだと述べています。反体制派と支援者にとってアレッポが最後の望みだとも述べました。

6日、7日と旧市街地で空爆、砲撃が続いたものようで、追い詰められた反体制派は7日、市民の避難のための5日間の停戦を求めました。500人の緊急医療手当が必要だとしています。政権側の反応は同日夜の時点で、ありません。

米英仏なども同日、人道支援の停戦を求めました。国連高官がロイター通信に伝えたところでは、この1週間で3万人以上がアレッポ東部から政府軍支配地域へ避難しました。

国連安全保障理事会では5日、エジプトなどが提出した7日間の停戦案に対し、ロシアと中国が拒否権を行使しました。ロシアのチュルキン国連大使は停戦で戦闘員が弾丸を補給し態勢を強化すると発言しています。

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