2016年12月14日水曜日

アレッポ制圧

シリアのアサド政権軍が12日、紛争の激戦地アレッポ東部をほぼ制圧したようである。軍幹部はロイター通信に、勝利宣言は目前と語りました。紛争前、同国最大の都市で商工業の中心地だった、アレッポの掌握で紛争は大きな転機を迎える事になる。

国営テレビ、政権側が反体制派の支配地域の99%を奪還したと伝え、同地域で勝利を喜ぶ政権支持派の姿を映しています。

紛争を監視するシリア人権監視団もメディアに、アレッポでの戦闘はほぼ終わったと認識を示しました。同団体は12日砲撃や銃撃戦で少なくとも60人が死亡しました。

国連の潘基文事務総長は同日、声明を発表し、アレッポで直近の数時間で、女性・子どもを含む多くの民間人に対する残虐行為があったとの報告を受けたことを明らかにしました。

政権を支援するロシアの国防省は11月中旬のアレッポ作戦開始後、反体制派戦闘員2200人以上が投降し、10万人が反体制派支配地域を離脱したと述べました。

一方、過激派組織ISが11日、古代都市遺跡のあるパルミラを再び制圧しました。パルミラはISが昨年5月に占領し、政権軍が今年3月に奪還していました。

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