米国債保有、日本が首位

米財務相が15日発表した国際資本収支統計によると、10月末時点の米国債保有高は日本が中国を抜き首位になりました。日本の首位は2015年2月以来1年8ヶ月ぶり。中国は人民元相場を支えるため、外貨準備を取り崩しドルを売り・元買いの市場介入を続けており、保有高を減らす要因となっています。

日本の米国債保有高は1兆1319億㌦、中国は1兆1157億㌦でした。中国っは6月から6ヶ月連続で保有額は減りましたが、中国の減少額が大きかったためです。

中国人民銀行によれば、中国の外貨準備は11月も減少しています。中国では、米国の利上げをにらみ資本が流出。元安圧力が強まっており、今後も市場介入が続けば保有高は減る見込みです。