北朝鮮で「出身成分」という言葉がある。いわゆる「身分」を指す言葉であり、出身成分に基づいた「身分制度」が今でも現存する。当局はその存在を決して認めようとしないが、多くの脱北者の証言により、その存在は明らかになっている。
一生を左右する身分制度
土台或いは成分と呼ばれるこの身分は、北朝鮮に暮らす人に一生ついてまわる。就職、進学での差別的な扱いはもちろんのこと、政治集会などでも自分の身分を思い知らされる。
出身成分で人生が左右される制度を、北朝鮮は採用している。ようするに生まれた家柄により、その人の人生が決まるという、前近代的な身分制度がある。庶民はいくら努力をしても、上に這い上がることは出来ないことを意味する。
日本の士農工商である、ある意味ではその方が楽な生き方と思うが、武士なら死ぬまで武士で、農民は死ぬまで農民として生きなければならない。
今の時代でその様な制度が合理的かといえば、不合理ではないかと思う。努力することにより、上にいけるほうが、本人も努力の次第もあるだろうが、それがなければ、ある意味諦めの境地になる。
法律の前では平等であるべきであり、それが、あるから人間は努力をするのではないかと思う。身分が保障されていることにより、腐敗がはびこることになるのではないかとも思う。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年12月5日土曜日
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