2016年2月14日日曜日

北朝鮮労働者の賃金の70%は労働党に上納

【2月14日 AFP】韓国政府は14日、北朝鮮との南北協力事業である開城工業団地について、北朝鮮の労働者賃金の70%が数年にわたって北朝鮮の核やミサイル開発に使われていたと主張し、同事業の全面的中断の決定を正当化した。

韓国は10日、北朝鮮が国連決議に違反して核実験やミサイル発射試験を実施したことに対する制裁措置として、開城工業団地から撤退することを発表。開城では、韓国企業が北朝鮮の労働者を雇用して工場を運営していた。

韓国の洪容杓統一相はテレビのインタビューで、「北朝鮮でもたらされるあらゆる外貨は、朝鮮労働党に上納され、核兵器やミサイルの開発、またはぜいたく品の購入に使われる」と述べ、さらに「米ドルで支払われた賃金の約70%を北朝鮮政府が取り、労働者には食料や生活必需品を購入するためのチケットや、現地通貨で支払われたわずかな給金が与えられるだけ」だと語った。

韓国との軍事境界線の北10キロに位置する開城工業団地は11日、北朝鮮がすべての韓国側関係者の退去を命じ、軍事統制区域に指定したことを受け正式に閉鎖された。

2004年の操業開始以来、南北協力の象徴とされてきた開城工業団地だが、その閉鎖により、南北の緊張は急激に高まった他、操業していた韓国企業124社は甚大な損害を受けた。AFPより

開城で働いた賃金の70%も北朝鮮労働党に搾取され、そのお金で金正恩の贅沢な生活や核兵器の開発、ロケットの開発に使われていた。北朝鮮の労働者は少しばかりの給与で生活を強いられた、事になる。社会主義の理念は搾取をなくすことではないのかと思うのだが、一人の独裁者のために、多くの北朝鮮労働者は貧しい生活を強いられ、労働党幹部は贅沢な生活をしているとなると、許されることではないのかと思う。北朝鮮の人々は立ち上がらなければならないのではないでしょうか。それも、住民同士の監視でままならない生活をしている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...