ケリー米国務長官は17日、国務省で記者会見し、中国が南シナ海・南沙諸島に地対空ミサイルを配備したことについて、中国による軍事拠点だとして、深刻な懸念を表明しました。ケリー氏はこの問題を巡って、数日中に中国側と真剣な協議を行うと述べています。
ミサイル配備は16日、FOXニュースが報道、ニューヨーク・タイムズは17日、米国防省の当局者が中国が同島にミサイルを配備した証拠を確認したと伝えています。
今回のミサイル配備が、演習のための一時配備なのか、恒久配備なのか明らかではありません。
ケリー氏は、昨年9月の米中首脳会談の共同記者会見で中国の習近平主席が、中国は南シナ海を軍事化しないと述べていたと指摘し、しかし実際には軍事拠点化が進んでいることを示すあらゆる証拠があると批判しました。
ケリー氏は、南シナ海の領有権を巡って米国は中国側と協議してきたが、数日中にさらに非常に真剣な協議を行うと強調。中国が一方的な行動、武力、軍事化を通じてではなく、外交を通じて、また関係する他の国々と協議する事によって問題を解決する事が重要だと述べています。
15、16日の両日に米カリフォルニア州で開かれた米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による首脳会談で採択した共同声明は、南シナ海の航行と飛行の自由を加えて、非軍事化と様々な活動における自制の重要性を明記。領有権争いに関しては紛争の平和的解決に取り組むことを確認しています。
話し合いで解決するとはとても思えない。中国は表の顔と裏の顔を持ち合わせながら、着々と南沙諸島を軍事拠点化してきている。アメリカは中国の表の顔を信頼しているとは思えないが、裏の顔に対するアメリカの強い行動が求められるのではないでしょうか。アメリカも口先だけの国に落ちぶれたのかと言いたくなる。なるべく穏便に解決したいというが、中国はそのアメリカの行動を見過ごして、南沙諸島を軍事化してきている。アメリカも戦争という手段は避けているとしか言い様がない。その態度が中国の行動を止めることが出来ない事は明らかである。
世界のアメリカという国も落ちぶれたものである。この国に日本は付いていって大丈夫なのかと思わずにはいられない。
中国の洪副報道官は18日の記者会見で、南シナ海・南沙諸島への地対空ミサイル配備について、中国固有の領土であり、中国は数十年来、ずっと国土防衛施設を置いてきた。主権の範囲内である、理にかない合法だと強弁している。ミサイル配備については述べず、軍事力の強化を正当化している。
洪副報道官は、同所島の防衛施設配備について何ら新しい事ではないと強調、関係国は故意にあおり立て、地域の平和・安定に資する事をしてほしいと米国を牽制しています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年2月19日金曜日
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