2016年2月7日日曜日

プルトニウム増加

破綻が明らかになった高速増殖炉もんじゅの代替として登場した「プルサーマル」発電を行う高浜原発が再稼働した。プルサーマル発電はプルトニウムのリサイクルを狙いとした核燃料サイクルです。

しかし、軽水炉サイクルの中間貯蔵施設や再処理工場などが未完成である上に、使用済みMOX燃料の燃料の処理が現段階で見通しが立っていない状態である。核燃料サイクルを見通しもなく続ける状態である。

プルトニウムは最も毒性が高い物質の一つである。プルトニウムが政府の原発推進により増加の一途を辿っている。

日本は、余剰プルトニウムを持たないのが原則ですが、国内外で47.8㌧も保有しています。安倍首相は2014年第3回セキュリティ・サミットでプルトニウムの最小化を国際公約をしましたが、原発の再稼働や核のゴミの再処理でプルトニウムは増え続けています。

増加するプルトニウムに対して、アメリカも懸念を表明しており、18年に期限を迎える日米原子力協定の延長を巡り、米大統領補佐官・科学技術担当のジョン・ホルドレン氏が、日本は相当量のプルトニウムの備蓄がありこれ以上増えないことを望むと明言している。

原発再稼働、核燃料サイクル推進を前提とした日米原子力協定はやめるべきであると表明しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...