トルコ国境に数万人シリア人殺到

AFP通信は国連人道問題調整事務所（OCHA）5日、シリア北部の対トルコ国境付近に数万人規模のシリア人が殺到している事を明らかにした。北部アレッポ一帯で続くアサド政権と反体制派の衝突激化が原因とされる。

OCHA報道官はバーブサラマ国境検問所に最大2万人が集まり、アザズにも5000人から1万人が逃れてきています。

アレッポ一帯では、ロシア軍による空爆の支援を受けた政権側部隊の攻勢が続いている。アレッポ北方の町ラトヤンでは5日、反撃を試みた反体制派武装勢力との大規模な衝突があり、少なくとも1200人が死亡しました。

シリア情勢を巡っては、内戦終結に向けた平和協議が先月29日にジュネーブで始まりました。しかし、政権側が攻撃の手を緩めないことに反体制派が反発。協議は3日、中断されました。