2016年2月19日金曜日

日銀マイナス金利実施

日銀は16日、日本で初めてとなるマイナス金利政策を導入しました。金融機関が日銀当座預金に預けた資金の一部にマイナス0.1%の金利を適用します。

マイナス金利政策により預金金利の更なる引き下げなど国民の家計への悪影響も広がっていきます。

手元資金を融通し合う銀行間取引市場では、短期金利の指標となる無担保コール翌日物金利も低下基調が鮮明となり、一部では利子のやりとりが伴わない0%で取引が成立しています。

市場関係者によると、16日前の無担保コール翌日物取引は、0%ちょうどの金利水準で一部が成立しました。

これまで、日銀当座預金の大半に0.1%のプラス金利がつきました。短期金利は日銀の当座預金の金利に概ね連動するためマイナスに転じることはありませんでした。今後、一部にマイナス0.1%の金利がかかることで、短期金利もマイナスになる公算が大きくなります。

短期金利がマイナスになると、資金の出し手が減って取引が極端に細くなり、必要時に円滑な資金調達が困難になる恐れもあります。

また、マイナス金利が長期化すると、金融機関の利子負担増による収益の悪影響が懸念されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...