2010年2月に米国人バイクレーサーから零戦を購入した石塚氏は、国内飛行を目指して、資金集めや米国からの輸送、関係省庁との交渉などを行ってきた。
今回、一般公開は見送られたが、基地のフェンス越しには100人近い観客が訪れ、プロジェクトの出資者や機体整備の協力者ら約40人も、特別に基地内での見学が許された。
午後2時、米国人パイロット、スキップ・ホルム氏(72)が乗り込んだ零戦のプロペラがエンジン音とともに回り出した。零戦は滑走路に向い、離着陸を2回ほど繰り返し、鹿児島の空を飛んだ。
スポンサーの1人で、埼玉県から訪れた陸上自衛隊OB、和泉洋一郎氏(66)は滑空する機体を見上げ「世紀の瞬間に立ち会えました。以前、埼玉県所沢市でも米国人が所有する零戦の公開飛行を見学したが、零戦は日本人の技術力が詰まったもの。やはり、日本人が所有する零戦が飛ぶ姿は、感動は比べられないほど大きい」と涙ながらに語った。
冠婚葬祭サンセルモ社長、安田幸史氏も「この感動を多くの人と分かち合うためにも、一般公開してもらいたい」と語った。
石塚氏は「感無量です。この機体が生産されて、72年ぶりに日本の空を飛べた。部品の一つ一つに日本人の勤勉さが詰まっているんです。飛ぶ姿を見て、今の日本人に自信を取り戻してもらいたい。いつか、この機体を日本のいろいろな場所で飛ばしたいですね」と希望を口にした。
石塚氏は「感無量です。この機体が生産されて、72年ぶりに日本の空を飛べた。部品の一つ一つに日本人の勤勉さが詰まっているんです。飛ぶ姿を見て、今の日本人に自信を取り戻してもらいたい。いつか、この機体を日本のいろいろな場所で飛ばしたいですね」と希望を口にした。
福岡市に住む、零戦の元搭乗員、池田一彦氏(91)は零戦が飛んだと聞き、「次は、日本人パイロットに操縦してもらいたい。やはり編隊で飛ぶ姿をみてみたい」と語った。
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