2人以上の世帯のうち勤労世帯の実質可処分所得が30年前以下の水準に落ち込んでいる事が、総務省の「家計調査」で分かりました。
実収入から直接税や社会保険料などの非消費支出を除いたものを可処分所得で、家計の判断で使えるお金になります。
物価の影響を除いた金額で比較するために、名目の可処分所得額を消費者物価指数で割ることで実質値を算出しました。
実質可処分所得は、現在と連続するデータのある1963年から年を追うごとに上昇したが、97年の月額47万9302円を頂点に減少に転じ、直近の2015年には40万8649円まで下がりました。この額は1985年の41万3835円より低い水準です。
実質可処分所得が下がった要因の一つに実収入が伸び悩んだ事で、名目値で見ると、実収入は、1997年の59万5214円を頂点に、2015年には52万5955円と7万円近くも減少しています。
非消費支出の増大も可処分所得を減らしました。非消費支出は、15年には9万8508円と調査開始以来の高額となり、実収入の18.7%を占めるまでになりました。とりわけ、公的年金保険料や健康保険料など社会保険が高額となっています。
加えて、消費税の8%に上昇し、消費者物価指数が15年に104.6まで上がっています。2017年には消費税が10%に引き上げられればさらに、可処分所得は下がることになります。
可処分所得の減少は、国内消費に影響を与えます。減少分だけのベースアップが追いついていないのが、可処分所得の減少に拍車をかけています。
公的年金保険料や健康保険料の社会保険料の企業負担を増やすことも考えなければならないのではないでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年2月21日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿