中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)の第12期第4回会議が5日から北京で開かれます。今回の全人代は、2016年~20年の、第13次5年計画を正式決定する見通しです。
中国共産党は12年11月の第18回党大会で、21年までの小康社会を全面的に建設する、49年までに社会主義的現代国家を実現するという、2つの百年奮闘目標を掲げました。今回の5カ年計画は、目標実現の鍵となるものです。
特に中国経済の成長が減速傾向にある中、比較的高い成長速度をどう実現するかが大きな挑戦となっています。
中国政府が進めるのが、輸出主導型経済から内需主導型経済への転換です。この間、習近平指導部は、供給側の構造改革を強調、鉄鋼、セメント業界などが抱える過剰生産を解消し、供給側である企業の生産の質を高めることを目指しています。これは、需要と供給を同時に改革し、内需拡大につなげるのが狙いで、全人代でこの改革が具体化されるかのか注目されます。
また、習近平指導部が力を入れる貧困人口の解消や社会保障制度改革などの民生分野、環境問題や反腐敗闘争などでどのような方針が打ち出されるのかにも関心が高まっています。
全人代開幕を控えた2月19日、習近平主席は中国共産党機関紙・人民日報や国営新華社通信社、中央テレビを視察。党と政府メディアの宣伝の陣地であり、党を代弁すべきだと指示しました。
このやり方を疑問視する、ツイッター、微博で人民の政府はいつ党の政府に変わったのかとつぶやいた企業家任氏に対して、党は党のイメージを著しく損なったとして処分すると発表。さらに、全党員が党規約と習総書記講話の二つを学習し合格党員になる為の教育運動を大々的に始めました。
中国のある政治学者は、党、政府への批判的な意見の抑え込み、安定した雰囲気で全人代を迎えようとする意図がある。庶民の不満が高まる中、党の正統性の根幹となる経済発展で成果を上げられるのかが重要になっていると強調しています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年3月3日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿