2016年3月2日水曜日

北朝鮮で自爆戦士志願

北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、朝鮮人民軍最高司令部が23日に重大声明を発表した後、2日間で150万人に達する党などの活動家、勤労青年、学生が軍への入隊を志願。彼らに対し、金正恩第1書記が感謝文を送ったと報じた。

同通信によれば、平壌市で6万3000人、咸鏡北道で20万人、黄海南道で8万人の労働青年が人民軍への入隊・復帰を嘆願するなどした。

また、一部の若者は米韓との「最終決戦」で、金正恩氏を「決死擁護」する「肉弾戦士になることを決意した」という。

入隊志願者の中には、卒業を間近に控えた高校生らも含まれている。

朝鮮人民軍最高司令部は23日の重大声明で、来月初めから4月末まで実施される米韓合同軍事演習を非難しながら、「敵の特殊作戦武力と作戦装備がささいな動きでも見せる場合、徹底的に制圧するための作戦遂行を先に行う」と表明。青瓦台(韓国大統領府)と米本土などを攻撃対象に挙げていた。

朝鮮人民軍への志願動向に関する朝鮮中央通信の記事全文は次のとおり。

150万人が朝鮮人民軍入隊、復帰を嘆願

【平壌2月28日発朝鮮中央通信】朝鮮の各地の活動家と勤労青年たち、学生が祖国死守の聖戦に総決起している。

総合された資料によると、朝鮮人民軍最高司令部の重大声明が発表された後、わずか2日間で、全国的に150万人に達する幹部と勤労青年たち、大学、高級中学校の生徒が人民軍への入隊と復帰を嘆願した。

平壌市と黄海南道では、それぞれ1万5 000人、5 500人の党、行政、青年活動家が嘆願した。

鏡城郡党委員会と咸鏡南道、南浦市、楚山郡青年同盟委員会の活動家は、米帝と南朝鮮傀儡逆賊一味との最終決戦で首領決死擁護の肉弾勇士になることを決意した。

平壌市で6万3000人、咸鏡北道で20万人、黄海南道で8万人の労働青年が人民軍への入隊、復帰を嘆願した。

朝鮮人民軍最高司令部重大声明に触れるや否や、全国の大学、学校で開かれた嘆願集会でも、祖国統一の世代となる青年学生の決意が響きわたった。

羅先市の7000人の青年学生は、世紀間にわたる反米対決戦で最後の勝利を成し遂げる誓いを立てた。
各地の多くの高級中学校の卒業クラスの学生たちも、人民軍に行くことを熱烈に嘆願した。

現在も全国各地で嘆願者隊列は増え続けている。 デイリーNKより

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