2016年3月4日金曜日

政協会議開幕

中国国政への助言機関・全国政治協商会議(政協)の第12期第4回会議が3日、北京の人民大会堂で始まりました。政協と、5日開幕する全国人民代表大会と合わせて両会と呼ばれ、2週間にわたり北京は政治の季節になります。

例年、両会の期間中は周辺の工場などの操業規制が取られ、青空が多くなるそうです。しかし、北京は深刻な呼吸疾患の原因となる微少粒子物質PM2.5の濃度は1立法㍍当たり300マイクログラム超。各地から集まった2000人余りの政協委員はスモッグの中、人民大会堂を目指します。

政協主席は、報告で、大気汚染や食品汚染、環境保護などの分野で民主的監視を強めようと呼びかけています。

2日記者会見した政協の、王報道官はスモッグの処理は持久戦であり、人民戦争だ、我々にはやるべき事が多くあると強調しました。

一部の専門家は中国政府指導部が2016年のGDP増長率目標を6.5%~7%に設定すると予測。中国経済が引き続き鈍化する中、当局が今後景気刺激でより多くの措置を打ち上げるとの見方が多い。

 国防予算について、当局が昨年人民解放軍の30万人削減など大規模な軍改革を行うとの発表以来初めて予算を公表することになる。昨年当局の国防予算目標は10.1%増だった。

景気刺激の一環で当局は財政赤字を拡大させる公算が高い。政府予算案の歳出と歳入目標
で、今後当局が投資を呼び込む措置が多くなるか否かが分かる。

環境保護の面では、当局は毎年一部の空気汚染物や水汚染物の排出量削減目標を設定してきた。昨年カーボン(炭素)排出量を3.1%まで削減するとの目標を挙げた。これまでの10年間に設定された目標は毎年達せられているが、中国の空気と水汚染の現状は改善されていない。中国当局は直接空気と水汚染改善状況を反映できる指標を実施する予定。 一部大紀元日本より引用

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