2016年3月20日日曜日

沖縄海底に巨大熱水鉱床

沖縄の海底にある熱水域によって巨大な鉱床が出来つつあることが、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」による沖縄トラフの研究航海で確実になりました。乗船したJAMSTECの熊谷主任研究員と野崎研究員、九州大石橋准教授の3氏が船内で記者会見しました。

日本近海では、沖縄海域と伊豆小笠原海域に大規模な海底熱水鉱床があると考えられています。2010~14年の調査で、大きな熱水溜まりがある可能性が示された沖縄トラフと伊平屋北海丘など計4地点を、今回掘削しました。

掘削と同時に獲られた温度や圧力、地震波探査構造から、海底下熱水だまりの分布を把握数㌔㍍オーダーの鉱床が出来つつあるのは間違いないとみています。海底資源の活用に向けた研究に役立つとしています。

日本の海底には、鉱物資源が眠っている事が今回の調査で明らかになりました。今後、さらに調査を進めて、海底資源の有効活用への道を開き、商業化への道を切り開いてほしいものだと思います。深海には海底油田もあるかもしれません。海底ですからそこから石油をくみ上げるのは、難しい課題かもしれませんが、将来的には石油が枯渇しつつあるので技術的に可能ならば、深海の石油の活用も夢ではないかもしれません。

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