2016年3月20日日曜日

ペットボトルを分解

自然界では生物によるぶんかいを受けないとされてきた、ペットボトルなどに使われるプラスチックを分解する微生物を発見したと、慶応大学と京都工芸繊維大学などの研究グループが米科学誌『サイエンス』に発表した。分解作用をする酵素も突き止めた。

このプラスチックはポリエチレンテレフタレート(PET)で。ペットボトルなどに広く使われています。慶応大学の吉田助教授と宮本准教授、京都工芸繊維大学の小田・木村名誉教授達の研究グループは、各地でPETの破片を採集し、付着している微生物群の中に、PETを分解する能力を持つものがいないか調べました。

その結果、大阪府堺市で採取したPETの破片に付着していた細菌が、そうした能力を持つことが分かり増した。この細菌は、気温30℃、6週間でPETの破片を完全に分解出来たと言います。新首都確認できた為、イデオネラ・サカイエンシスを名付けられました。

研究グループは、この細菌がPETを2段階で分解する事も明らかにしました。細菌から分泌された酵素がPETをモノ(2-ヒデロキシエチル)テレフタル酸(MHET)という物質に分解します。細菌は、MHETを体内に取り込み、別の酵素を使ってエチレングリコールとテレフタル酸に分解します。

これらは、細菌の働きで最終的には水と二酸化炭素になります。PETを分解する酵素はこれまでもいくつか知られていましたがイデオネラ・サカイエンシスの二つの酵素はPET分解能力はより強力だといいます。

PETは日常的に使用する物だけに、それを、破棄して分解する細菌が見つかりPETがこの細菌で分解してくれれば、PETの汚染は解消することが出来るだけに大きな発見である。細菌の力は人間の能力を超えた力を持っている。また、放射能を分解する細菌が見つかればノーベル賞級の発見になるのではないでしょうか。

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