2016年3月26日土曜日

伊方原発1号機廃炉

四国電力は25日、運転開始から来年で40年になる伊方原発1号機を5月に廃炉する方針を決めました。経産省に届け出ました。地元からは廃炉判断があまりにも遅い2・3号機も廃炉にすべきだとの声が上がっています。

運転を延長するには、40年になる1年前の9月までに原子力規制委員会に申請する必要があります。四国電力は1号機の再稼働を検討していましたが、その前提となる対策の工事負担が1700億円になる事を考慮して、運転延長を断念しました。

東京電力福島第1原発事故後、原発の運転期間を原則40年と定めた国のルールに基づき、廃炉となる原発は昨春の5基と合わせて6基目。

一方、四国電力は同3号機について、原子炉起動前の最終手続きとなる使用前検査を同日、原子力規制委員会に申請しました。

3号機は昨年7月、再稼働の前提になる新規制基準に適合しており、四国電力は今年7月下旬の運転再開を狙っています。同社の2号機の再稼働を検討しています。

国は福島第1原発事故後に、原子炉等規制法を改定し、原発の運転期間を原則40年とし、最長20年の延長を容認。延長には電源ケーブルの難燃性加工などの対策を行った上で、新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査を終える必要があります。

伊方1号機は出力56.6万㌔㍗と、出力が比較的小さく四国電力は運転延長に必要な巨額の投資負担は採算に合わないと判断しました。福島第1原発事故後の2011年9月に28回目の定期検査に入り、運転停止が続いていました。

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