日本がフィリピンに対して自衛隊機5機を貸し出すことを決めたことについて、中国政府は言動を慎むようにと言いだしている。日本外交に対して苛立ちを隠しきれないようである。
自衛隊保有のTC-90練習機5機をフィリピンに貸しだし、フィリピン海軍は借り受けた5機の練習機で、南シナ海のパトロールを行うという。
洪報道官は記者会見で、フィリピンのパトロール行動が中国の主権と安全を挑発するものであるなら強く抗議をするという。
洪報道官は、日本は南シナ海の問題の当事者ではない。日本の行動に強い警戒感を持つと同時に、南シナ海問題を複雑化せず、地域の安定と平和を損なう行動は慎むようにと述べている。
日本が南シナ海で外交攻勢を強めていることについて、日中関係を改善すると言いながら、中国に絶え間なく問題を与えていると批判している。
同盟国である、フィリピンにTC-90練習機を貸し与えることが、日中間に何か問題が発生するのだろうか。戦闘機ならいざ知らず、練習機である。中国の手前勝手な発言に動じることなく、同盟国に対して、援助をすべきである。
アメリカのジョン・C・ステニス空母打撃団は、中国が実効支配するの島礁内12カイリを航行せずに過ぎ去っている。中国はアメリカは12カイリに入る度胸がないと述べている。アメリカも舐められたものである。
アメリカの覇権の崩壊も時間の問題かもしれない。アメリカに変わって次の世界覇権を目指す中国は、この件で自身を深めたのではないかと思う。中国から度胸がないと言われる国に南シナ海を守る度胸もないのではないかと思う。それともジョン・C・ステニス空母打撃団を失うことを恐れたかもしれない。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年3月11日金曜日
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