欧州連合(EU)とトルコは18日、首脳会議を開き、双方での難民交換を軸とした難民流入抑制策で正式合意しました。これにより、難民らがトルコからギリシャ経由し、西欧・北欧を目指すルートは事実上封鎖されます。国連や人権団体は、難民の権利を侵害するとの懸念を示しています。
EU各国首脳が17日に合意したのを受け、引き続きEU指導部と各国首脳がトルコのダウトオール首相との協議し、合意に至りました。トルコからギリシャに流入したシリア難民を含む不法移民・難民をいったんトルコに強制送還した後、送還者と同数のシリア難民をEU側が受け入れることで合意。不法なEU入りを試みる事がない、シリア難民を優先的に受け入れる方針を示し、難民にトルコでの待機を求めています。
EUからトルコへの強制送還手続きは20日にも始まる見通しで、EU側は当面、交換を受け入れるシリア難民の上限人数を7万2000人に設定しています。
トルコは見返りとして、EU側から60億ユーロ(7500億円)規模の財政支援と、EUによる査証免除措置、トルコのEU加盟交渉の加速化の約束を取り付けました。
オランド仏大統領は合意に向け(難民問題への)包括的な回答だと評価。トルコのダウトオール首相も「トルコEUは今後、運命と挑戦、未来を共有する」と述べ、「歴史的な日だ」と歓迎しました。
一方で、国連や人権団体は、生命や自由を脅かす恐れのある国・地域への難民送還を禁じた多くの国際法やEU法を念頭に、合意内容への危機感を強めています。
国連の潘基文事務総長は18日、壁の建設や人々の選別、送還は問題解決回答ではないと指摘。仏政府の諮問機関フランス人権委員会(CNCDH)は合意内容は人身取引であり尊厳に反すると避難しました。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも同日声明でEUは国際的な義務を無視していると訴えました。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年3月20日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿