2015年7月19日日曜日

ギリシャ閣僚更迭

ギリシャのチプラス首相は17日、内閣改造を行い、同国への金融支援の条件としてEUなどが課した緊縮政策を含む財政改革に案に反対した閣僚10人を更迭しました。

11日ギリシャ議会で行われた財政改革関連法案では、チプラス首相氏の与党、急進左派連合(SYRIZA)所属の議員32人が反対、6人が棄権、1人が欠席しました。

内閣改造では、最も強硬に反緊縮を唱えていたらファザニス・エネルギー相や、緊縮策の受け入れに抗議して辞意を表明したバラバニス副財務相の他、反緊縮派のトゥリス副労働相らを解任しました。

17日付きのギリシャカティメリニ紙は今回の内閣改造について、政権を安定させ、今後、週週間の債権者との交渉を円滑に進めることが狙いだと分析。改造が比較的小規模にとどまった背景には、9月か10月に解散・総選挙の可能性がある中、思い切った行動は避けたのではないかと報じている。

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