ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版は26日=南アフリカの調査会社の報告書を引用し、中国の富裕層の移民先としてもっとも人気が高いのは米国だと伝え、米メディアが「なぜ中国の富裕層は自国より米国を好むのか」と論じたことを紹介した。
記事は、南アフリカの調査会社が国外で生活する約9万1000人の中国人富裕層を対象に調査を行ったことを紹介し、中国の富裕層は「祖国を愛しているが、それ以上に米国で暮らしたがっている」と指摘した。
続けて、中国人富裕層が米国に移民する理由として、米国には自由な市場と合理的な政府があるためと主張。米国の自由な市場では、財やサービスの生産によって効率的に経済的資源の分配が行われ、米国政府は国民の人権と経済的な自由を保障していると主張した。
さらに、「自由な市場」と「合理的な政府」は中国に欠けている存在であり、中国は政府に対して財やサービスの生産に介入させ、政府関係者は土地や企業、監督機構をわが物にし、銀行や国有企業のほか、建設プロジェクトも思いのまま操作していると主張した。
また記事は、ドイツメディアがこのほど「中国人がありとあらゆる策を講じて中国から離れようとする理由」について論じたことを紹介し、中国人が国外に移民しようとするのは「食の安全が脅かされていることや大気汚染など、中国が安全、安心ではないことが原因だ」と報じたことを紹介した。さらに、中国は低所得層から富裕層まで「法律による保護がないため、誰もが安心できない社会だ」と伝え、こうした不安が国外への移民につながっていると論じた。
中国は統制経済を敷いている。自由な経済活動は中国共産党の了解の元でのみ出来る社会である。報道の自由や言論の自由もない、さらに政府に対する批判をすれば、即逮捕され刑務所に放り込まれる。人間に取って自由はなくてはならない基本的な権利である。そんな、自由にあこがれる富裕層がいて当たり前であり、米国で暮らしたいと願う人は増えるのではないでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年7月31日金曜日
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