日本製品は品質が高いという評価を得ているが、具体的にはどのように品質が高く、どのような要素を以って高品質とされているのだろうか。
中国メディアの今日頭条はこのほど、「小さなネジ」にこそ日本の工業水準と品質の高さが現れていると指摘する記事を掲載、その品質の高さは中国の軍事製品の工場関係者すら唸らせたと伝えた。
記事は、1990年代に中国のある工場が自動車を生産するために日本企業と協議を行った際のエピソードを紹介。中国側の工場はもともと軍事製品を生産していたというが、民間向けの製品として自動車を生産することになったと伝え、「中国側は日本企業から提供された設計図を見て、簡単に国産化ができると考えた」と紹介。
だが、実際に中国の基準で生産すると故障率が上昇してしまうことが発覚したと伝え、問題の根源は自動車の部品としては最小単位とも言える「ネジ」であったと紹介した。ネジの規格とはサイズの「範囲」を定めたもので、中国と日本において大きな違いはないと指摘する一方、日本では「不合格品が出回ることはほとんどない」と紹介した。
日本ではそもそも不合格品が生産されないよう歩留まりを高める努力がなされているうえ、不合格品の製品が顧客に引き渡されないよう検査し、取り除く仕組みも導入されている。一方で記事は、「中国では不合格品が存在しない製品など存在しない」と主張し、生産マネジメントシステムが不完全であるために余計なコストがかかっているが現実と指摘し、それでも不合格品を根絶できないと指摘している。
ネジはそれぞれ1つ1つは非常に小さいものの、工業製品にとっては土台を支える基礎のような存在と言えるだろう。記事は、こうした取るに足らないとも思えるような小さなものをしっかりと作りこめることこそ、日本の工業技術のすごいところだと論じている。 サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年4月1日金曜日
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