2016年4月3日日曜日

ドライブレコーダー装着者増える

2013年にロシアへの隕石が落下したときも、2012年の祇園や今年2月に起きた梅田の自動車暴走事故でも、その瞬間を録画していたのはドライブレコーダー(ドラレコ)だった。

GfKジャパンが算出したデータによると、ここ2年で毎年10数万台ずつ販売を伸ばしており、2015年のドラレコ国内販売台数は前年比4割増の61万台に達した。衝撃映像がニュースで流れるたびに自動車保有者への製品認知度が高まり、現時点では97%とほぼすべての自動車保有者に認知されている。2014年4月に消費税が8%に引き上げられて以降苦戦している自動車用品店で、唯一の希望といっても過言ではないほど、市場規模は拡大している。

■ 平均単価は前年から2割上昇

購入動機としては、8割が「事故映像の記録」を挙げている。実際に、交通事故の裁判でも「証拠としての価値を判断するのは裁判官だが、ドラレコ映像は裁判で証拠となりうる」(中村新法律事務所の中村新弁護士)のだという。

専業メーカー以外にも、パナソニックやパイオニア、JVCケンウッドなどの総合メーカーが参戦し、ラインナップが広がっていることも販売を後押しする。価格は5000円~3万円台までピンキリだ。高画質で高機能な製品が増えたことで、2015年の平均価格は1万3700円と前年比2割も上昇した。画像補正、広角録画、GPS付き、駐車中でも自動で起動する防犯機能など、続々と機能が増えている。
 
今注目を浴びているのは、「イベント録画」という機能だ。大半のドラレコは常時録画しており、容量が足りなくなると古い映像を消していくことで新たな映像を保存する。「イベント録画」機能が付いていれば、センサーが衝撃を感知した前後20秒間の映像が別フォルダに保存され、トラブルがあったときのデータを保護することができるのだ。

オートバックスで国産車にドラレコを設置した場合、工賃は5000円かかる。平均価格のドラレコであれば、顧客単価は「製品代+設置工賃=2万円」。カーナビだと「製品代+工賃=10万円」であり、「ドラレコを5台売らなければ、カーナビ1台の売り上げには届かない」(オートバックスセブン広報)ほど、単価が低いという自動車用品店の悩みもある。

■ 普及率は2.5%で今後の拡大余地は大きい

とはいえ、ドラレコの累計販売台数は推定150万台で、国内の乗用車保有台数6000万台のうち2.5%にしか装着されていない。今後は「お試しで1台目を買った人が、機能やブランドを意識して2台目に買い替えを進めていく」(GfKジャパン中村千里自動車アカウントエグゼクティブ)ことや、後方対応のドラレコの普及も期待される。

事故対策以外にも、ドライブ映像をSNSにアップするためなど用途が広がっており、今後もドラレコ市場が広がることは間違いない。 yahooニュース
 
私の車にもドライブレコーダーを付けている。事故があった時の証拠として残す為である。裁判でも証拠として採用されるので、付けている。

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