ミャンマーで8日、国家教育法に反する昨年のデモに参加し、身柄を拘束された学生69人が釈放されました。ロイター通信などが報じました。アウン・サン・スー・チー国家顧問が7日発表した政治犯全員釈放の第一弾。1日に発足した国民民主連盟(NLD)新政権の早急な対応に、人権団体は期待を表明しています。
学生らの釈放を待っていた家族らはミャンマー最大都市ヤンゴン北部の町の裁判所に駆けつけました。裁判所が釈放すると宣言すると、歓喜したり歌を歌ったりして、1年以上拘束されたいた学生との再会を涙を流しました。
学生らは昨年3月、中部バゴー地域のレパダンで、国家教育法が学問の自由を制限するものだとして抗議デモを行いましたが、警察が強制排除させられ、不法集会などの罪に問われ、公判中でした。起訴は取り下げられました。抗議デモは複数の町にまたがって行われた為、他の裁判所で拘束されている学生らがまだ釈放されていませんが、いずれ釈放される見通しです。
スー・チー氏は7日の声明で、政治活動に絡んで当局に身柄を拘束されている政治犯や学生活動家らの早期釈放を新政権の優先事項とすると表明しています。
2011年まで約半世紀つづいた軍政下で、多くの活動家が拘束されてきました。NLDの党員だったスー・チー氏も繰り返し自宅軟禁の身に置かれ、NLDの国会議員の多くも政治犯とされた経験があります。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは今回の釈放について声明を発表し、ミャンマーの人権にとって大きな一歩と評価しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)も釈放を歓迎するすると共に、平和的な抗議行動を行った市民を拘束する法律を改正するよう新政権に求めました。
スー・チー氏は8日、残る政治犯の釈放はミャンマーの新年休暇明けの今月下旬以降になると見通しを示しました。政治囚支援協会は今回の釈放前の7日時点で、収監中の政治犯が121人、裁判待ちの学生活動家らは414人いるとしていました。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年4月10日日曜日
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