2016年4月17日日曜日

南シナ海で中国を牽制

フィリピンを訪問中のカーター米国防長官は15日、フィリピンのカズミン国防相を伴い同国沖の南シナ海を航行中の米海軍空母ジョン・C・ステニスに乗艦しました。

米高官は長官の空母視察について、南シナ海の秩序維持を安全保障上のか核心的利益とみて重視していくという米国のメッセージを伝える目的あると説明。

フィリピンの安全や地域の安全・安定に深く関与する決意を示した行動だと、中国が理解するように希望すると述べました。

長官はステニス上で、戦闘攻撃機FA18の発着の様子を見守り、地域の平和と安定を維持する役割を果たし続ける米国の意思を示すのが乗艦の狙いだと記者団に強調。地域の緊張が高まっているのは、一方的な現状変更を推し進める中国の振る舞いが原因だと批判しました。

長官はフィリピン西部のパラワン島の空軍基地から垂直離着陸機V22オスプレイに乗り込み、ルソン島西方沖の同国近海を航行中のステニスに到着しました。パラワン島の基地は米比防衛協力強化協定に基づき、米軍の使用が認められた拠点です。

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