2016年4月15日金曜日

ジカウイルス感染実験

人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を神経幹細胞や脳のミニ組織に変え、ジカ熱のウイルスを感染させる実験を行ったところ、細胞の死滅や成長の阻害がみられたと、ブラジルのリオデジャネイロ連邦大学等の研究チームが13日までに米科学誌『サイエンス』電子版に発表しました。

同国では小頭症の新生児が増え、母親のジカウイルス感染が原因と疑われており、研究チームは疑いが強まったと指摘しています。

人のiPS細胞を使い実験では、米フロリダ州立大学も3月初めに、神経の前段階の細胞に変えてジカウイルスを感染させると、細胞の死滅や増殖率の低下がみられたと発表しています。

リオデジャネイロ連邦大学チームの実験では、試験管内で神経幹細胞を球状の塊にして培養し、ジカウイルスを感染させると、ほとんど死滅。脳のミニ組織への感染実験では、感染させない脳組織に比べて、成長する部分が4割り減少したという。

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