2017年1月15日日曜日

キューバ移民優遇政策の解除

オバマ政権がキューバからの移民に対する優遇政策を無効にしたことについて、両国の国交正常化を推進する動きとして歓迎の声が出ています。無効にされたのはウエットフット・ドライフットと呼ばれる政策です。米国を目指すキューバ人が海上で拘束された場合は強制送還する一方で、いったん米領土内に上陸するか、あるいは陸路で辿り着けば滞在を許可する制度です。

同制度は1990年代半ばに導入されました。キューバ政府は亡命を促すものだとして同制度に反対してきました。キューバ政府は12日、米政府の発表を、安全で秩序だった移民を保障するもの、両国関係を前進させる重要な一歩だと声明で歓迎しました。

対キューバ経済封鎖の解除を求める米企業などで作る団体、キューバ関与連合も同日、優遇政策の無効化は超党派の支持を得てきたとして、合理的で責任ある一歩だと強調。外交関係の確立なしには出来なかったことだと評価し、次の一歩として経済封鎖の全面解除を求めました。

政策変更を説明したローズ米大統領副補佐官によると、米国を目指すキューバ人の多くは過去に政治的理由を挙げていたものの、最近は経済機会など他の中南米諸国からの移民と同じ理由が増えているといいます。このため米国内の中南米系団体からは、キューバ人だけを優遇することに不公平だと不満が出ていました。

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