トランプ次期大統領の就任式

トランプ次期大統領の就任式を4日後に控えた米国は16日、故キング牧師をたたえる休日を迎え、キング牧師と共に公民権運動に関わった民主党のルイス下院議員が、トランプ氏の就任式をボイコットすると表明し、トランプ氏が言うだけで何もしない、とツイート発信したことが大きな反響をよび、CNNテレビなどによると、この日までに25人の同党下院議員が就任式を欠席を表明。

エスパイラット下院議員は大統領選挙中に悩まされたトランプ氏の憎悪に満ちた言辞は政権発足後も続く、これはキング牧師が掲げた夢ではないと主張し、就任式ボイコットに同調。バーバラ・リー議員は就任の日は祝わない。抵抗に向けた準備をすると断言。ベラスケス議員は就任式には出席しない。でも反トランプの女性行進には参加する。

20日の就任式を前後にして、過去の大統領就任式にはなかった規模の反トランプ大統領の集会がワシントンをはじめ、全米で展開されます。

この間、発表された世論調査によると、トランプ氏の支持率は就任前の大統領としては異例の低さを示しています。ギャラップ社はトランプ氏支持44％。不支持は過半数の51％という調査結果を発表。8年前のオバマ大統領の83％、16年前のブッシュ大統領の61％に比べても格段に落ちています。キニピアック大学の調査結果は支持がわずか37％、不支持51％、核軍拡、危険な外交路線、移民排斥など世界中を敵に回す言動をツイッターで繰り返すことに米国民がいかに反発しているか示すものです。

トランプ氏は多くの国民の支持を得ることなく大統領になる事になります。