2017年1月24日、韓国次期大統領選への出馬が濃厚とされ、帰国後精力的な活動をみせている潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長に、また新たな問題が発覚した。詐欺や贈賄の容疑で今月米国で起訴されたおいのパン・ジュヒョン被告が、韓国の兵役を逃れ長らく指名手配状態であったことが発覚したのだ。韓国・ハンギョレ新聞が伝えた。
関係当局によると、ジュヒョン被告は大学時代に米国に留学後、兵役義務履行のために帰国しなかった。韓国の兵役法では、学業を理由に兵役を延期する場合、博士課程在籍者を除いては満26歳までに招集に応じるよう定められている。また兵役義務の忌避や減免を目的に国外に滞在した者には1年以上5年以下の懲役、正当な理由なく帰国しない場合には3年以下の懲役が科せられる。ジュヒョン被告の場合、26歳となった04年までに帰国し兵役に就くべきであったが、これをしなかった。
この問題について取材に応じたジュヒョン被告の父ギサン被告(潘基文氏の弟。詐欺容疑などで息子と共に起訴された)は、「息子が帰国しなかったのは兵役問題のため」と認めた上で、04年当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で外交通商部長官の職にあった潘基文氏もジュヒョン被告が兵役義務を履行していないとを知っていたはずだと告白した。
韓国で兵役忌避者に対する社会の批判は相当に厳しい。それが国や国民のために働くべき公職者の関係者となればなおさらで、大統領候補にとってはその事実が十分に致命傷になり得る。この報道にも韓国のネットユーザーの関心は非常に高く、記事には配信から数時間で7000件ものコメントが寄せられ、潘氏を批判する次のような声が多数の共感を得ている。
「なぜあえて出馬しようとするのか。素直に引退すればこんな惨めな目に遭わずに済んだのに、欲を出し過ぎだよ」
「潘基文は毎日毎日釈明から逃れられる日がないな」
「潘家に道徳はないようだ。完全に日和見主義の家系」
「掘っても掘っても終わりがない。玉ねぎかよ」
「“ぬるぬるウナギ”(潘基文氏のあだ名)から今度は玉ねぎ。あだ名も次々できるね」
「潘基文は大統領の器じゃない。町内会長も無理じゃないかな」
「“身体検査”するまでもなかった」
「朴槿恵(パク・クネ大統領)よりすごいのが来た」
「自分のおいも軍隊に送ってない人が、安保や高高度防衛ミサイル(THAAD)をうんぬんしてたのか」 infoseek newsより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年1月25日水曜日
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