2017年1月19日木曜日

保護主義を強く牽制

中国の習近平国家主席は17日、スイスで開幕した世界経済フォーラム年次総会(タボス会議)で基調演説をし、保護貿易に強く反対する考えを表明しました。トランプ次期大統領の就任式を20日に控え、保護主義色を鮮明にする同氏を牽制しました。中国の国家主席がタボス会議に出席したのは初めて。

習主席は、どの国にも発展の権利はあるとしながら、その代償として他国の利益を損なうことは許されないと強調しています。主席は、トランプ氏が中国を為替操作国に指定する事を念頭に、人民元切り下げで競争力を向上させる考えはなく、通貨戦争を仕掛ける事もないと約束。中国のドアは常に世界に常に開かれており、閉じることはないし市場開放推進の方針をアピールしています。

中国は経済分野はではトランプ氏の挑発に安易に乗らず、相互に利益がある関係を望んでいる。ただ、トランプ政権発足後、実際に対中強硬策を連発した場合、報復するのは間違いなく、激しい米中貿易摩擦も予想されています。

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