2017年1月31日火曜日

ナイジェリアではしか大流行

国連児童基金(ユニセフ)によると、アフリカ中部のナイジェリアの北東部で先週まで、470万人の子どもに予防接種を施すという大規模な活動が実施されました。

実施地域はイスラム過激派ボコ・ハラムと紛争が続いているアダマワ、ボルノ、ヨベの3州。これまで治安悪化で予防接種が進んでいません。

ナイジェリアでは昨年、約25000人のこどもがはしかを発症。97%が10歳以下で、少なくとも100人が死亡しています。

ユニセフ・ナイジェリア事務所のモハメド・フォール代表は治安が改善した地域があり、これまでいけなかったところへ出向き、子どもを危険な病気の蔓延から救うため、素早く行動したと説明。いまも非常に懸念しているのは、ボルノ州の広い範囲でわれわれはが到達できない地域に住む子ども事だと述べました。

はしかの感染は1年うち比較的気温が高い前半に増える傾向があります。

ナイジェリアでは子どものはしか予防接種率が低く、50%をやや超えたところです。

紛争地域の子どもは虚弱ですが、免疫力の低下した栄養不良の子どもの危険はさらに高くなっています。

ナイジェリアでは紛争とそれにともなう避難の結果、440万人以上の子どもが人道支援を必要としています。今年、重度急性栄養不良(SMA)の可能性ある子どもは45万人と予測されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...