9月9日は毛沢東没後40年にあたる。東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉氏は、全ての中国人に、中国共産党の歴史に隠された真実を知ってほしいと語っている。もし中国人がこの真実を知れば、中国共産党は崩壊するだろうとの同氏の予測は、奇しくも胡耀邦前総書記が生前に示した見方と一致している。
同氏は8月31日、Yahoo!ニュースに掲載された評論の中で、1972年2月に胡耀邦氏(当時はまだ中共中央宣伝部長)が、ある座談会での演説中に突然、「中国人民がもし中国共産党の歴史の真相を知ったら、必ずわれわれの政権を転覆させるだろう」と発言したことを取り上げている。
この演説を実際に聞いたと証言しているのは、中国共産党史の歴史研究者、辛灏年(シン・ハオニェン)氏。1966年から76年の10年間にわたる文化大革命の終了後まもなく、北京で開催された「全国長編小説座談会」に、まだ駆け出しの青年作家だった辛氏も招へいされた。この会場で、30人ほどの参加者とともに、胡耀邦氏によるこの衝撃的な発言を聞いたという。
同氏は、胡耀邦氏は真実を知っていたとしたうえで、「胡耀邦が演説で言った言葉は、完全に拙著の結論と一致する」とし、この言葉を習近平国家主席がどう受け止めているのか知りたいと述べている。習主席の父親は、かつて無実の罪で投獄されていたところを、胡耀邦氏の尽力により救出されている。
同氏は昨年11月に出版された『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮社)のなかで、延安時代に毛沢東は国民党重慶政府の蒋介石と「国共合作」を行い、共に日本軍と戦うとしながら、陰では国民党の軍事情報を日本側に高値で売り、そのお金で共産党軍を増強していたことを明らかにしている。
同氏は、胡耀邦氏の発言を自身の言葉に置き換えるなら、「もし中国人民の多くが毛沢東の真実を知ったなら、中共政府はたちまち人民の信用と統治の正統性を失い、崩壊するだろう」と言いたいと述べている。
そして、「日本の世論が、そして国際世論が、一刻も早く、そして少しでも広くこの事実を認識し、力によってではなく、論理によって中国包囲網を形成することを期待する。 それによって、どれだけ多くの虐げられた中国人民が救われ、人間の尊厳を取り戻すことができることか 」と述べるとともに、「中国政府は、真相を認めた瞬間に中共政権が崩壊するのを知っているから、真相を認めようとはしないだろうが、しかし正常な日中関係は、その日が来るまで達成されることはないのである」と強調した。
9月9日は毛沢東没後40周年。同氏は、習主席が毛沢東をどのように評価するのかを、世界の多くの国が注視していると結んでいる。 大紀元日本より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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