ベトナム国会は10月20日から始まる次の会期で、環太平洋経済連携協定(TPP)を批准しない見通しとなりました。グエン・ティ・キム・ガン国会議員が16日付の地元紙タンニエンで、批准はベトナム共産党中央委員会の判断や世界情勢、米大統領選挙の結果次第だと説明しています。
背景には、米国の将来の外交・貿易政策が不透明になっていることがあります。
ベトナム共産党指導部は今年1月、TPP署名を承認。次期国会で批准する運びでした。
ところが、11月に行われる米大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン、共和党のドナルド・トランプ両候補がTPPに反対を表明。オバマ大統領は任期中に議会のTPP承認を得たい考えですが、現在も見通しがついていない状況です。
ロイター通信は、ベトナムがTPPを批准するのは、早くとも米大統領選のあと数ヶ月後だと報じています。
ベトナム政府はTPPを契機に、電化製品、繊維製品、海鮮食品などの輸出を飛躍させたい意向。一方、安価な輸入品流入によって家禽業などが打撃を受けることなど、国内にはTPPへの反対や不安の声もあります。
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