2016年9月24日土曜日

ステルス戦闘機F35 自衛隊へ引き渡し前に公開

航空自衛隊に初めて引き渡されるステルス戦闘機F35が、アメリカ南部テキサス州で、日米の政府関係者を招いて公開され、若宮防衛副大臣は「日本の安全保障環境が厳しさを増す中、F35が日本の防衛にとって重要だ」と期待を示しました。
アメリカを中心とする9か国が共同で開発した最新鋭の戦闘機F35は、レーダーに捕捉されにくいステルス性能を持つのが特徴で、日本は航空自衛隊の次期主力戦闘機として、ことしから2024年にかけて合わせて42機を導入する計画です。

テキサス州にある、F35を製造しているロッキード・マーチン社では23日、日米の政府関係者を招いて式典が開かれ、日本に来月初めて引き渡すF35が公開されました。F35の前であいさつした若宮防衛副大臣は「F35はステルス性やネットワーク機能に加えて、多機能機として卓越した能力を持つ。日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日本の防衛にとって重要だ」と述べ、F35の日本配備に期待を示しました。

日本が調達するF35は、4機がアメリカで製造され、残り38機は愛知県にある三菱重工業の工場で組み立て製造が行われます。アメリカで製造される4機は、年内に日本側に引き渡されて、西部アリゾナ州にある空軍基地に運ばれ、自衛隊のパイロットがアメリカ軍とともに訓練を行う計画で、その後、早ければ来年度にも青森県の三沢基地に配備される予定です。
 
第5世代機と呼ばれる
 
F35は、アメリカを中心に9か国が2001年から共同で開発を進めてきた戦闘機です。敵のレーダーに捕捉されにくい「ステルス性」に優れていて、第5世代機と呼ばれている最新鋭機です。

第5世代機には、同じステルス戦闘機のF22がありますが、F22が主に制空任務を目的に開発されたのに対して、F35は多様な任務に対応する目的で開発されています。さらに、アメリカは、空軍、海兵隊、それに海軍のそれぞれの任務に合わせた3つのタイプの開発を進め、空軍がF35A、海兵隊が垂直で離着陸できるF35B、海軍が艦載機として使うF35Cを導入する計画です。このうちF35Aは先月、F35Bは去年7月に、空軍と海兵隊がそれぞれ実戦配備が可能な段階に達したと発表しています。

日本に引き渡されるのはF35Aで、航空自衛隊はことしから2024年までに合わせて42機を調達する計画です。このうち4機は南部テキサス州のフォートワースにあるロッキード・マーチン社の工場で組み立て製造され、残り38機は愛知県にある三菱重工業の工場で組み立て製造されます。また、日本にはアメリカ軍が海兵隊仕様のF35Bを来年、山口県の岩国基地に16機配備する予定にしています。

現時点でF35は、アメリカ以外では、イギリスが5機、イタリアとノルウェーがそれぞれ4機、オーストラリアとオランダがそれぞれ2機保有しています。そして、ことし日本とイスラエルに引き渡されるほか、韓国も2018年からF35を調達する予定です。一方、関係国の間では開発の遅れに伴うコストの上昇への懸念が生じていて、カナダのトルドー政権は調達計画を見直しています。
NHKニュースより

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