2016年9月16日金曜日

ミャンマーへの制裁解除

スー・チー氏の訪米は、今年3月に新政権が発足して以来、初めての訪米です。オバマ大統領は、昨年の総選挙を経て発足したミャンマー文民政権が経済改革や少数民族との和平などの取り組みを始めているとして、変革、和解、希望、のプロセスが強く始まっていると指摘。制裁解除はミャンマー国民が経済活動の新しい方法と新政権から利益を得られる上で正しいことだと強調しています。

同氏はミャンマーに対する関税上の優遇措置を復活させる方針も明らかにしました。スー・チー氏も経済的に損失を与えているあらゆる制裁を解除する時だと語り、ミャンマーへの投資を呼びかけ、経済発展は民主化プロセスの一環だと強調しています。

また、ミャンマー国民は全て、真に民主的で、多様性の力を引き出せる連邦政府を望んでいると語り、少数民族との和平プロセスを推進する姿勢を示しました。

会談後に発表された共同声明によると、両国は米国・ミャンマー・パートナーシップを立ち上げ、投資や融資などの経済関係を強化、人権擁護や法の支配などで協力を進めるとしました。

オバマ政権は2012年5月、軍事政権(当時)による民主化への取り組みを評価し、制裁緩和に本格着手。米財務省は地元金融機関などに対する制裁は解除したものの、さらなる民主化を後押しするとして軍部関連の個人・団体への制裁は続けています。

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