2016年9月22日木曜日

難民申請が倍増

経済協力開発機構(OECD)が19日発表した移民や難民に関する報告書「国際移民アウトルック2016」によると、15年に日欧米などOECD加盟国34ヶ国に提出された新規難民の申請件数は165万人と前年から倍増し、過去最高を記録しました。

このうち、約130万人は欧州が占め、欧州分の25%はシリア出身者でした。申請先はドイツが約44万人と最も多く、スエェーデンでは人口の1.6%に相当する約15万6000人の申請がありました。シリア内戦で中東やアフリカから欧州に大量の難民が流入し、加盟国全体の数字が押し上げました。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、中東やアフリカから地中海から渡って欧州に入った難民らが年初からこれまでに、30万人を超えたと発表しました。昨年は9月末時点で約52万人に達しており、流入の勢いは鈍化しています。

イタリアには、昨年9月末とほぼ同数の約13万人が入りました。ギリシャに約16万6000人が到着しましたが、欧州連合(EU)と経由地トルコの対策により、昨年9月末時点の半分以下に抑えられています。

ただ、地中海での死者・行方不明者は今年既に3211人に上り、昨年を上回るペースです。

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