2016年9月25日日曜日

排外主義拡散防止を議論

国連本部で23日、異なる文化・宗教を相互に尊重し、過激主義を拒否し、多様性を受け入れる世界を目指して活動する機関「国連文明の同盟」が、友好国閣僚級会合を開き、難民や移民、外国人への差別の拡散防止について議論しました。

国連の潘基文事務総長も会合に出席し、「国連文明の同盟」の取り組みがこれまでにないほど重要になっていると強調。人種や宗教などの違いを利用する扇動家が世界各地で、人々を悪魔にしていると警告しました。

潘氏は「国連文明の同盟」の取り組みに、多くの若者が参加していることを示し、若者は不安定の原因ではなく、凶暴な過激主義に対抗する最大の潜在的な武器だと強調。友好国がさらに取り組みを強めていくことを呼びかけました。

スペインとトルコの提唱に基づいて2005年に国連事業として発足した「国連文明の同盟」はこれまで、各地から集まった若者やで市民団体などが寛容や尊重、対話の促進について国際フォーラムを開催、現在、145ヶ国の国家・国際機関などが参加しています。

同会合では、提唱国のスペインとトルコを初め、各国の代表者が国内の差別・排外主義の状況や拡散防止の取り組み、今後の決意を述べました。

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