中国では12日、「2015年版」の人民元「100元紙幣」の流通が始まった。05年以来10年ぶりのデザイン修正で、偽造通貨防止の目的もある。ところが、対応していない金融機関の自動現金受払機(ATM)や紙幣鑑別機が多く、混乱が発生しているという。
現在流通している人民元は中華人民共和国建国50周年の1999年10月1日に流通が始まった「第5套(第5セット)」と呼ばれているものだ。「第5套」でも、各紙幣のデザインの小さな変更は繰り返されてきた。100元札の場合には、2015年8月31日に、同年版として新デザイン紙幣の流通が始まった。
12日に流通が始まった新札については、過去10年に金融機関で機械による紙幣取り扱いが極めて多くなったことを踏まえ、読み取り面での適応性を高めた。さらに、偽札事件が相次いでいることを受け、偽造を困難にしたという。
中国メディアの環球網によると、12日には「新しい紙幣を早く入手したい」と、朝から銀行に足を運んだ人が多かったが、銀行側が「昼ごろか午後にならないと来ない」と説明し、その後、午前9時半ごろ、2015年版100元札を積んだ現金輸送車が到着するなどの混乱もあったという。
混乱は、他にもあった。銀行のATMが新札を受け入れないケースが多いと言う。新しい100元札に対応しているATMがごく一部にとどまっており、未対応機の場合には新しい100元札を入れても「無愛想に吐き出す」という。
また、中国では紙幣の鑑別機を置いている小売店も多い。偽札事件が多発しているからだ。環球網によると、小売店で入手したばかりの新札を支払いに使おうとしたところ、鑑別機が「ビー、ビー、ビー」と警報音を出し、文字盤に「これはニセ札です。ご注意ください」と表示されたという。
店員は「偽札だ」とは主張しなかったが、「あ。申し訳ありません。私どもの鑑別機は、まだ古いままなのです。この札はしばらく使えません。お使いになりたいなら、2日ほどしておいでください。鑑別機で確認していないお札は、とても受け取れませんので」と使用を拒否されたという。
新紙幣を発行したが紙幣鑑別機が旧式で新しい紙幣を偽札を判別してします。もう少し早めに鑑別機を新型にするのが常識ではないかと思うが、中国では後手後手に回っている。
100元の偽札も大量に出回っているので、それの対策のために今回の新紙幣の発行である。新紙幣もその内、偽札を作る組織も出るのではないかと思う。何せコピー大国の国である。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年11月14日土曜日
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