日本では多くの消費者が「国産」の商品を好んで購入しているが、ところ変われば「国産」の価値も大きく変化する。中国では「国産」よりも「進口品(輸入品)」のほうが人気が高く、価格も高いことが一般的だ。
中国メディア騰訊網は25日、「中国人はなぜ国外で消費するのか?」と疑問を投げかけ、それは中国国内には中国人消費者が求めるものが「ないから」と論じる記事を掲載した。
日本を訪れる中国人の間であれば、温水洗浄便座や電気炊飯器、デジタルカメラ、水筒、化粧品などのほか、さらにはベビー用品などが人気だ。記事は、中国人が国外で消費しているモノを通じて、中国の市場としての欠点を考察し、中国メーカーの製品より、日本メーカーの製品のほうが質が高いことを認めつつ、中国人が国外で購入する理由を「愛国心がないからではなく、中国国内では購入できないため」と論じた。つまり、消費者が欲しいと思う製品が中国国内では手に入りづらいということだ。
また、中国ではオランダやニュージーランドから輸入された粉ミルクが人気となっているが、なぜ「中国産」ではいけないのだろうか?
中国の消費者は日々、食品の安全問題のニュースに接している。例えば下水にたまった油を精製したという「下水油(地溝油)」のほか、ふかふかの食感を出すためにアルミニウムを添加した「アルミ入り肉まん」などが大きな問題となった。こういった危険な食品が身の回りに存在すると思えば、中国の消費者たちが「子どもたちの粉ミルクはせめて安心な輸入品を飲ませたい」と思うのも自然だろう。
中国の消費者が安心して「国産」を購入できる日は来るのだろうか?中国のネット上ではしばしば「中国は国土が広すぎるため、悪徳業者を監視しきれない」といった意見を目にするが、国土が広すぎることが問題なのではなく、そもそもの倫理観が欠如しているのが問題なのではないだろうか。
中国の食品は自国の国民からも見放されている。自国で製造した食品を食べることしない国は中国ぐらいだろう。自国の食料品の安全性に懐疑的な見方をしている。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年11月29日日曜日
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