中国の習近平国家主席が焦っている。南シナ海の岩礁を勝手に埋め立てて軍事基地化するなど、覇権主義を強めてきたことに国際的批判が高まり、「中国包囲網」が築かれつつあるのだ。習氏は9月の米中首脳会談以降、外遊や特使派遣を繰り返し、孤立回避に必死になっているという。(夕刊フジ)
「われわれは東南アジア諸国連合(ASEAN)とともに、南シナ海の平和と安定を守る」
習氏は先週、南シナ海で領有権争いを抱えるベトナムや、シンガポールを初訪問し、こう語った。南シナ海問題で、中国の暴挙を徹底批判する米国を意識した弱気な発言といえそうだ。
米中首脳会談(9月25日)で、オバマ大統領は南シナ海の「航行の自由」と、人工島建設の中止を求めたが、習氏は「(南シナ海は)中国の領土だ」と言い放った。
これに激怒したオバマ氏は、中国が「領海」と主張する人工島周辺にイージス駆逐艦を派遣する「フリーダム・オブ・ナビゲーション(航行の自由)作戦」の発動を命じた。
世界最強の米軍が動き出すことに危機感を覚えたのか、習氏は急に動き出した。
日経新聞11日朝刊は「焦る習氏の唐突な3特使」という記事で、米中首脳会談が決裂した後、習氏が「中国包囲網」を破るため、日本と北朝鮮、台湾に特使を派遣したと報じた。
日本には、中国の外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員(副首相級)が訪問し、10月14日に安倍晋三首相と官邸で面会した。首相動静によると《午後3時34分から4時20分、中国の楊国務委員と会談》とある。
当時、中国がユネスコに申請した「南京大虐殺文書」の問題が話し合われたと伝えられたが、前出の日経記事は「尖閣問題の冷却化で懐柔する一方、南シナ海への介入はけん制する」と書き、中国が泣きついてきていたことを明かした。
習氏の焦りが伝わるが、米国の決意は変わらない。10月27日に「航行の自由作戦」を発動し、日本をはじめとする国際社会の大半はこれを支持した。日本と米国、オーストラリアの防衛相と軍幹部は今月末、それぞれハワイとオーストラリアで会談し、連携を確認する。
国際的孤立を恐れる習氏は、10日に北京でモンゴルのエルベグドルジ大統領と会談。17日には南シナ海で領有権争いを抱えるフィリピンを初訪問するなど、窮地を脱しようと必死になっている。
産経ニュースより
中国は米軍に手も足も出ない状態になっている。最強の米軍には口ばかりで中国国民の不満が高まるかも知れない。習近平の面子丸つぶれである。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年11月13日金曜日
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