2015年11月29日日曜日

地雷の使用増加

ロイター通信=この間減少してきた地雷の犠牲者が、この1年は10ヶ国で武装勢力が地雷を使用し、2006年以来最大となりました。非政府組織の連合体地雷禁止国際キャンペーンが26日公表した調査結果で明らかになりました。

今年10月までの過去1年間の地雷による死傷者は3678人、前年3308人を上回りました。ただ地雷禁止条約が発行した1999年と比べると大幅に減少しています。犠牲者の80%が民間人でした。

この1年でこコロンビアとリビア、ミャンマー、パキスタン、シリア、イエメン、アフガニスタンなどの武装勢力が地雷を使用。アフガニスタンでは簡易爆発装置(IED)の犠牲者が急増しました。

前年は犠牲者のなかったイラク、チェニジア、ウクライナで反政府勢力が地雷を使用。ミャンマー、シリア、北朝鮮3国では政府が使用しました。

調査をまとめたジェフ・ジェフ・エイブラムソン氏は、地雷禁止で、世界は大きな前進を遂げているが、この1年は地雷が新たに使用され、犠牲者が出ており、後退してると指摘しました。

同キャンペーンに加盟する、ヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)のマーク・ヒズネイ上級研究員はウクライナとイエメンの武装勢力が対人地雷を使いようになったこと、アフガニスタンとイラクでIEDが引き続き大規模に使用されていることが、特に懸念されると述べています。

私もカンボジアに行った時、まだ地雷が埋まっているところがあり、立入禁止になっている。現地の人は立入禁止も関係なくその地域に入るので、地雷で足を飛ばされている人を多く見た。地雷は非人間的な武器なので、武器として使用は禁止されているが、まだ、地雷を使用しているのは残念である。

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